方針・目標の現場スタッフへの落とし込み方

前回のテーマは「方針・目標設定」でしたが、
今回は現場スタッフさんへの落とし込み方について
お伝えさせていただきます。

方針や目標には
①医院の成長にインパクトを与える目標
(売上、治療・予防件数、レセプト数など)
②全員で医院のブランド価値の向上、コスト削減、患者満足度向上に向けて意識統一していきたい目標
と大きく2つに分けることができます。

しかし、プロジェクト運営をされている歯科医院を例に出すと
・インプラント
・コスト削減
・感染防止
・在庫管理
・メンテナンス数
・物販促進
・キャンセル対策…
と医院にインパクトを与えるものと薄いものが混在しているケースが多く、1つ1つのプロジェクトチームの結果を評価し、並列してみると違和感が出ます。

まずはじめに現場への落とし込みをするときは、
今期の方針の中で現場で動かしていきたい内容を棚卸し、
上記①を達成するためにはプロジェクト化
上記②を統一させるためには係・委員会
などプロジェクトと係・委員会を分けて運営するとスッキリすると思います。

どの内容が①に入って、②に入るかは正直、医院ごとで変わります。
「物販を伸ばすことは今期の方針の重点施策だ!」となれば①に入るでしょうし、そうでなければ②に入るかと思います。そのように仕訳は先生方の方針によって異なります。

では、具体的な運営方法についてお伝えしていきます。

具体的な運営方法

基本構成

以下にプロジェクトと係・委員会ごとでの基本構成の比較表を一覧化しています。

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適正なメンバー数に関しては少なければ少ない方がよいのですが、
プロジェクトは最大5名、係・委員会は最大3名で進めていくことが望ましいです。
人数が多すぎると参画意識が薄れるメンバーが出てくる可能性があります。

期間


続いて期間については、プロジェクトはたとえ同一テーマだとしても3ヵ月に1回区切って目標設定を行い、アクションプランを立て、評価していくことが望ましいです。
1年間にしてしまうと、結果に対する検証が手遅れになり、軌道修正ができなくなります。

目標(ゴール)設定


目標(ゴール)設定は、経営者または経営幹部が立てられることをお勧め致します。
ゴール設定までメンバーに任せることで、先生が求める目標値と誤差が出る可能性がありますので、目標(ゴール)設定はプロジェクト、係・委員会に限らず、管理者が設定するようにしていきましょう。

メンバー選定に関してはプロジェクトは経営者または経営幹部の方が選定し、係・委員会は現場主体でよいかと思います。

具体的なアクションプラン

具体的なアクションプランはメンバーに委ねたらよいと思いますが、
スタート時は考えられないメンバーも多いと思いますので、
皆さんからのフォローアップは適宜入れてもらえたらと思いますし、
報告の場も月に1回は設けていただき、できていないことを否定するのではなく、できない・達成できないボトルネックを見つけて、どうしたらできる・達成できるようになるのかを管理シートを通じてサポートいただだけたらと思います。

稼働時間

そして一番大切なチーム稼働時間ですが、内容によって異なると思いますが、業務時間の中で固定で捻出させることができるかどうかがプロジェクト進行の肝となります。診療時間の空いた時間でプロジェクトを進めようとする医院さんもございますが、そうなると確実に職種や立場によってムラが生じ、結果、「時間がなくて進まなかった」という報告だらけになりますので、時間を捻出できるかどうかが大きな鍵となります。

まとめ

今回は、方針や目標の現場スタッフへの落とし込み方についてお伝えさせていただきましたが、一番大切なことは前回お伝えさせていただいたように、目的意識を持たせることです。
「先生に言われたからただプロジェクトや係をやっているだけ」では当然パフォーマンスは上がりませんし、成果も出ません。
いかに自分事として自分の役割を捉えることができるかです。

そのために目的意識を伝え続けることが重要ですし、人事評価制度は仕組みとして同じ方向を向いて方針や目標を理解し、考え、行動できる人を作るために不可欠な要素です。

ぜひ、貴院が羽ばたくためにも、組織運営を考え直すきっかけにしていただけたらと思います。

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