2019年11月に千葉県市川市で「市川すずき消化器・内視鏡クリニック」を開業した鈴木大輔院長。
開業からわずか5年で、2024年8月には「千葉海浜幕張消化器・内視鏡内科クリニック美浜院」を分院として展開。
変化と挑戦の波の中で、医院経営におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に進めてきた。
その過程には、診療効率、組織運営、人事制度といった数々の課題に向き合ってきました。
今回は、「医院DXのリアル」をテーマに、4つのパートに分けて鈴木院長へのインタビューをお届けします。
導入 | 開業時から「効率的な医療提供が必要不可欠」という思いがあり、医院DXへの挑戦 |
人事評価制度の課題 | スタッフから賞与に関する質問があり、明確に答えることが出来なかった |
導入の決め手・効果 | 評価シートの配信、集計、賞与反映までノンストップで行える点 |
今後の展望 | DXはあくまで手段その先にある「スタッフが安心して成長できる場」をつくることが目標 |
医院DXへの挑戦

■インタビュアー:開業当初から、業務効率化に関する意識が非常に高かったと伺いました。具体的な取り組みについて教えてください。
鈴木院長:はい。開業時から「効率的な医療提供が必要不可欠」という思いがあり、今では一般的になったDXの取り組みを先行して導入しました。たとえば、電子カルテによる問診のデジタル化、24時間対応のオンライン予約システム、自動精算機、そして院内SNS「つなぐ」の導入です。
■インタビュアー:なるほど。実際、これらの導入で業務効率は上がりましたか?
鈴木院長:はい。間違いなく効果はありましたが、紙ベースや属人化した業務は根強く残っており、そこが課題でした。その代表例が人事評価制度です。
人事評価制度という壁
■インタビュアー:人事評価制度を導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
鈴木院長:スタッフから「なぜ私の賞与が少ないのか?」と尋ねられたのが始まりです。私の中では評価の軸があったのですが、それを伝えられなかったことが問題でした。そこから評価制度に着手しました。
■インタビュアー:運用で苦労された点はありますか?
鈴木院長:半期に一度、紙で評価シートを配布し、回収、集計、賞与反映までをすべて人力でやっていたため、非常に煩雑でした。評価時期が近づくと、不安な気持ちになることもありましたね。

DoctorHRとの出会い
■インタビュアー:そこでDoctorHRを導入されたんですね。決め手は何でしたか?
鈴木院長:まさに課題に直結していたからです。評価シートの配信、集計、賞与反映までノンストップで行える。
しかも360度評価や相互評価も対応していて、導入後はチームの中での信頼関係も強化されました。
■インタビュアー:スタッフさんの反応はいかがでしたか?
鈴木院長:「自分の良いところをみんなが見てくれている」と感じられるようで、特に自信のなかったスタッフが前向きに成長するきっかけになっています。個人面談もポジティブな時間に変わりました。

医院DXのこれから
■インタビュアー:今後の展望についてお聞かせください。
鈴木院長:DoctorHRを使って人事評価を可視化することで、「がんばりの定義」が明確になりました。これからは採用にも活用していきたいです。新しい取り組みに不安がある人も、事前にリーダーから周知したり、段階的に進めることで受け入れられるようになります。DXはあくまで手段ですが、その先にある「スタッフが安心して成長できる場」をつくることが目標です。
■インタビュアー:ありがとうございました!
